WinSCPで「システムエラー.コード:2.指定されたファイルが見つかりません。」と表示される場合の対処方法_100120

WinSCPでphpファイルなどをダブルクリックして開こうとすると「エラー」というウィンドウに、
「エディタ’C:Program FilesMicrosoft VS CodeCode.exe’を実行できません」
と表示され、その中の枠内に、
「システムエラー.コード:2.指定されたファイルが見つかりません。」
と出てくる場合があります。

「文字コードは’UTF-8’にフォールバックしました」と表示される場合はこちら


今回は「VS Code」を開くことができないというエラーですが、その他のエディターをしている場合も同様に表示されることがあります。
WinSCP_システムエラー.コード:2.指定されたファイルが見つかりません
これは、開こうとしているエディターの実行ファイルの場所の指定が異なっているために発生します。


正しいプログラムの場所を指定し直すとエラーが解消され、エディターが起動しますので、修正していきましょう。
今回は「VS Code」を例にしていきます。

各画像をクリックすると大きく表示されます
  1. どれでもかまわないのでphpファイルやcssファイルをクリックして「編集」から「設定」を選択します。
    WinSCP_システムエラー.コード:2.指定されたファイルが見つかりません
  2. 「環境設定」という画面が表示されるので、左側のメニューから「エディタ」を選択し、右側の「エディタの設定」の枠の中から、エラーとなっているエディタ(今回は「Code」)を選択し、下部の「編集」をクリックします。
    WinSCP_環境設定_エディタ_エディタの設定_Code_編集
    新たに「エディタの編集」という画面が表示されるので、その中の「参照」ボタンをクリックします。
  3. 「エディタ アプリケーションの選択」というダイアログが表示されたら、左側のメニューの「PC」をクリックし、右側の枠内から「VS Code」がインストールされているドライブやフォルダーを開いていきます。
    「Code.exe」という実行ファイルを見つけ、それを選択し、右下の「開く」ボタンをクリックします。
    WinSCP_環境設定_エディタ_エディタの設定_エディタ アプリケーションの選択
    今回は「VS Code」が、
    「C:Users(ユーザー名)AppDataLocalProgramsMicrosoft VS Code」
    というディレクトリにインストールされているにも関わらず、WinSCPでは、
    「C:Program FilesMicrosoft VS Code」
    というディレクトリにインストールされていると認識されていたことが原因でした。
    プログラムがない場所を指定していたので、エラーになっていたという訳です。

  4. 正しい場所を指定できたら「エディタの編集」の「OK」ボタンをクリック、「環境設定」の「OK」ボタンをクリックして画面を閉じます。
    WinSCP_環境設定_エディタ_エディタの設定_エディタの編集

以上で、設定が完了となりますので、改めてphpファイルやcssファイルをダブルクリックして、エラーが発生しないか、また指定したエディタが起動するかご確認ください。

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