数年間、「ルンバ539」を使っていました。知らずに購入しましたが、こちらはビックカメラ限定モデルのようで。
とは言っても、他の500シリーズルンバと大きく異なる部分はなく、ブラシタイプで自動充電もしてくれる一般的なルンバです。
他のルンバやロボット掃除機を利用したことがなく、初めてのロボット掃除機でしたので、何の不満もなく、自動で床のホコリを吸い込んでくれるルンバに非常に感謝して使っていました。
ただ数年経つとさすがにバッテリーの持ちが悪くなり…すぐに掃除を終えてしまうので、何となく使う機会が減ってきていました。
バッテリーを交換しようか、別のモデルに買い替えようか…と様々なサイトでレビューを見たりしていた中、知人が「ルンバが欲しいんだけど、どのモデルがいいと思う?」と相談してくれました。
人に勧めるとなると、購入して後悔させてしまうようなモデルをオススメする訳にはいきません。
そこで改めて、ロボット掃除機に何を求めるか考えてみることに。
特に不満もなく使っていたつもりの、500シリーズのルンバで、改善したい部分を洗い出してみます。
最初は「これがウワサのルンバだー!!」と浮かれて使っていましたが、そう言えば時間が経つにつれ、ゴミ捨てが面倒くさいと感じるように…。本体をゴミ箱の近くまで持って行き、ゴミが飛ばないようダストボックスをそっと抜いて、ゴミを捨てる。そしてブラシに絡みついたペットの毛などのゴミを取り除くのは、専用のブラシクリーナーがあるとは言え、手も汚れるし、面倒極まりない作業。
他に不満はありませんが、この本体ごと持ち運ぶゴミ捨てと、ブラシの清掃がなければ、ずいぶん楽になるはずです。
となると…色々なサイトで、特に吸引力においてすこぶる評判のいい「ILIFE V3s Pro」が急に気になり始めました。
「ILIFE V3s Pro」は、本体をそのまま置いた状態でカバーを開け、ダストボックスのみ取り出せるという点、500シリーズのルンバのような毛ブラシがないため、ブラシの掃除が不要な点。ここに着目して考えてみると、ルンバでなくても、この2点の不満を解消できるのです。
早速知人に勧めてみると「Roomba」というブランド名にこだわりがある様子。
確かにルンバだと、ダストボックスの取り出しが簡単どころか「自動ゴミ収集機」が付いたモデルもありますし、毛ブラシではなく清掃が簡単な「ゴムブラシ」のシリーズもあります。
ただ私が気になったのは、私に相談して購入を決めようとしている程度(?)の知人が、Wi-Fi対応機能やマッピング機能、スケジュール機能などを必要とするとはとても思えない…。
とりあえず自動的に床のゴミを清掃しれくれれば、それで充分なはずなのです。
幸い、「Roomba」というブランド名にこだわるだけあり、予算にはこだわらないという知人…それでもわざわざ高いお金を出して、使わない機能を購入するのはどうなのよ?と気になる私…。
確かに「Roomba」ではないものの「ILIFE V3s Pro」だって、家電評価サイトなどでは充分有名な商品。
あちこちの家電サイトのレビュー記事を見せて説得を続けたところ「考えてみる」と言っていた知人が、数日後に突然「ILIFE V3s Pro」を片手に現れました。
なんていい人なんでしょう笑
知人は自分用に「ILIFE V3s Pro」を2台も買ったとのこと。それでも予算が余ったからと「相談料(?)」として、ついでにもう1台買ってくれたと言うのです!
ありがたくありがたく、ちゃっかりと頂戴してしまいました。
我が家にもあの評判のいい「ILIFE V3s Pro」がやって来たのです。そして2台目となるロボット掃除機です。
早速「ILIFE V3s Pro」を使ってみる!
実はルンバを最初に使ったとき、日本の製品にはないような豪快な動きも感じました。
何でも静かに丁寧に動くイメージの日本の製品に対し、ルンバは最終的にお部屋をくまなく掃除してくれているとは言え、一見するとガーガー自由に動き回っている気がします。
それが「ILIFE V3s Pro」は、さらにその上を行く豪快さがあります。
「元気な子だな…苦笑」と眺めていると、ルンバでは起こったことがないトラブルが発生しました!
窓のサッシにタイヤがはまって抜け出せなくなっているのです。
そこでルンバと比較してみると「ILIFE V3s Pro」はタイヤが細く高さがあることがわかりました。このタイヤがサッシにスッポリ入り込んでしまうようです。
そこでサッシは、100均のベビー用品コーナーにある、小さい子がテーブルや棚の角にぶつかってしまうのを防ぐために貼り付けるクッションで埋めることにしました。これでサッシに落ちてしまうこともありません。
一通りの掃除を終えると、自動的に充電器に戻ってくれます。この機能はさすがに外せない…この価格で(自分で購入した訳ではありませんが苦笑)実現してくれるのは非常にありがたいことです。
そして、ルンバでは底面のダストボックスの入り口や毛ブラシにゴミがギッシリとなる我が家ですが、「ILIFE V3s Pro」の底面は至ってシンプル。回転ブラシとダストボックスへの吸入口しかないため、ゴミの付きようがありません。底面を見て安心・満足し、表に戻しカバーを開けてみると…ダストボックスにゴミがギッシリです!
元気に走り回って、しっかりとゴミを吸引してくれていました。さすがの評価です。
本体はそのまま充電した状態で、小さなダストボックスだけをパカッと抜き取り、ゴミ箱へ。やっぱり楽チン!
ブラシの掃除も必要ありません。500シリーズのルンバで面倒だと感じていた部分が、予想通り解決です。
まとめ
ロボット掃除機の購入を検討するにあたり、ブランド名にこだわるのもいいですが、「欲しい機能」と「不要な機能」をしっかり洗い出す必要があると感じました。
個人的な考えに過ぎませんが、やはり「不要な機能」にお金を出すのは、もったいないかなと思います。
今回、改めてロボット掃除機のありがたさを痛感し、互換品ですが「ルンバ539」に新しいバッテリーを購入し、今は別々の部屋で2台が元気に掃除をしてくれています。
取り付けも簡単で、互換品とは言え、まったく問題なく動作しルンバも復活しました♪
ロボット掃除機のない生活には戻れない…本当に便利です。